概要
washi が何をするソフトか
PDF を開いて読む。やることはそれだけです。読むのに要るものは一通り入っていて、それ以外は入っていません。
開いて、めくる
エクスプローラからダブルクリックしても、ウィンドウにドラッグ&ドロップしても、Ctrl+O からでも開けます。あとはキー・ホイール・画面の左右クリックでめくるだけです。
積んでいないぶん軽い
編集も検索も注釈も文字起こしも入れていません。読むために要らないものを持たないので、覚える操作も少なく、動きも軽くなります。
読み方を 2 つから選ぶ
余白を落として本文を画面いっぱいにするか、余白ごとページ全体を収めるか。F キーで切り替わり、選んだ側は次に開いたときも覚えています。
フルスクリーンで眺める
全画面にすると、決めた秒数で勝手にページを送ります。手を触れずに読み進めたいときや、少し離れた場所から見るときのためのものです。
余白
余白は、紙のためにあった
上に挙げたうちの 1 つ、余白を落とすところだけ少し詳しく書いておきます。PDF の余白は綴じ代と印刷の逃げで、紙に刷るときに要ったもの。画面で読むときには、ただ表示領域を食うだけになります。washi はそこを毎ページ測って落とします。
ページを一度描いて、画素を数える
長辺 420px のグレースケールで下描きし、背景色を最頻値で決めてから、そこから外れた画素の範囲を取る。だから白地の論文でも、紙色のスキャンでも、暗い背景のスライドでも同じ理屈で効く。
CropBox は見ない
PDF には表示領域を宣言する欄があるが、指定していないファイルが多くて当てにならない。宣言ではなく実際に載っているインクを見る。
効きすぎないように止める
ほぼ全面にインクがあるページは拡大率が誤差で暴れるので補正する。ノンブルしか無いページも同じで、数字 1 個が全画面に広がらないように下限を置いてある。
余白ごと見たいときもある
版面の位置そのものが情報になっている本もある。F キーでページ全体フィットに切り替えれば、余白を含めた元のページが収まる。選んだ側は次に開くときも覚えている。
送り
フルスクリーンにすると、送りはじめる
自動ページ送りはフルスクリーンで眺めるための機能として作ってある。既定では、全画面に入れば勝手に始まり、出れば止まる。間隔は 1 秒から 600 秒まで、秒数で指定する。
| きっかけ | 何が起きるか |
|---|---|
| フルスクリーンに入る | 自動で始まる(既定。メニューで切れる) |
| フルスクリーンを出る | 止まる。通常ウィンドウは手で読むのが既定 |
| マウスを動かす・クリックする | カウントダウンを保留する。1.5 秒動かさなければ続きから勝手に再開する |
| Esc を押す | 中断する。続けて押すと、キー操作一覧を閉じ、フルスクリーンを出る |
| 手でページを送る | そのページを頭から数え直す |
| 最後のページまで来た | 先頭へ戻る(既定)。L を押すと、戻さず止める側に変わる |
マウスは離せば戻り、Esc は止めたら止まったまま。読むために一瞬ポインタを動かしただけでページが飛ぶのも、動かすたびに再開の操作をやり直すのも避けたいので、この 2 つは別の扱いにしてある。
操作
手はキーボードから動かさない
ホイールと画面クリックでも送れる。通常ウィンドウでは上部のメニューバーから同じことができる。
- → ↓ PageDown
- 次のページ
- ← ↑ PageUp
- 前のページ
- Home / End
- 最初 / 最後のページ
- F
- 内容フィット ⇄ ページ全体フィット
- F11 / F5
- フルスクリーン
- Space
- 自動送りの開始 / 停止
- + / −
- 送る間隔を 1 秒ずつ増減
- L
- 最後まで来たら先頭へ戻すか、止めるか
- Ctrl+O
- ファイルを開く(ドラッグ&ドロップも可)
- F1
- キー操作一覧
- Ctrl+W / Ctrl+Q
- 終了
窓は増えない
開いている最中に別の PDF を開くと、既存のウィンドウがそのファイルに差し替わる。まとめてダブルクリックしても、出るのは最後の 1 つだけ。
次に開いたときも同じ
表示モード・送る間隔・ウィンドウの位置は端末に残る。設定画面を開き直して選び直す必要はない。
方針
入れなかったもの
読むことだけをやる。次の機能は「まだ無い」のではなく、入れないと決めている。必要なら、それができるビューアを併用してほしい。
本文の検索
文字列で探す機能は無い。テキスト抽出の API そのものを呼べる状態にしていない。
文字起こし・テキストのコピー
ページから文字を取り出す経路は持っていない。
注釈の編集
既にある注釈は描画されるが、書き込み・編集・保存はできない。
ページの編集・書き出し
結合も分割も回転の保存もしない。開いた PDF を書き換えることはない。
パスワード付き PDF
パスワードを尋ねる画面は無いので、暗号化された PDF は開けない。
表示中でも元のファイルは掴んだままにしない。読み込んだ時点で閉じるので、開いたまま差し替えても削除しても構わない。
環境
動作環境
- OS
- Windows 10 / 11(64 ビット)
- 通信
- なし。ネットワークにはつながらない
入手
入手する
Microsoft Store から
掲載準備中署名も更新もストアが引き受けるので、証明書のインストールも開発者モードも要らない。ボタンひとつで入り、新しい版が出れば勝手に入れ替わる。
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